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HG ジーセイバー(無重力仕様)

001 GS-01 Gセイバー(無重力仕様)  2000年12月発売 本体価格1500円

総合○

(レビュー投稿日:2015/06/07)

総評

サンライズ公式にすらほぼ黒歴史扱いされている同名の実写作品から唯一のキット化。
「HG G-SAVIOUR」シリーズの第一弾となっているが、作品の不振からか結局他の機体は発売されずに終わった。

キットそのものは初期のHGUCに準じた仕様ながら、等身の高いプロポーションや細かいディテールで一線を画する。
余談だがガンダムビルドファイターズ第8話で、まさかのアニメ初登場を果たした。

プロポーション

設定画はいわゆるガワラ体型、映像版は寸詰まりな胴体や細すぎる手足が特徴だが、キットはそのどちらでもなく、ゲーム版を基本に腰まわりや足首のボリュームを抑えたバランスで立体化されている。
当時のHGUCなどと比べると頭が小さく、またやや胴長だが、2015年現在のガンプラと並べると違和感がない。
細部を見ても、オリジンと呼ばれる上腕や太もものフレーム部、下半身のパネルラインなど、特徴的な要素をよく再現している。

関節

肩の基部が1軸関節、可動範囲もヒジ・ヒザが90度程度と、初期のHGUCに準じた作りである。ポリキャップはシリーズ開始〜2008年ごろまでのHGUCでおなじみのPC-123プラス。また、当時の1/144キットでは珍しくつま先も可動する。
関節のデザインが通常のMSと違い球形のため、ヒザは曲げるとスネの中のスカスカが丸見えになってしまう。プラ板を貼るか内部を黒で塗りつぶすなどの対策をしよう。
アンクルアーマーは足首側についているが接地性はあまりよくない。

色分け

映像版名義のキットながら、キットは立体物としての見栄えを意識したのか、ゲーム版に準じた彩度の高いカラーリングで成型されている。
額センサー、カメラアイ、胸のダクトのみシール。
カメラアイはホイルシールでは多くのガンダム同様に緑色だが、劇中の設定では青色なので、こだわる人は注意。
肩口の前後に伸びたユニットの青い部分、腰左右のバインダーのダークグレーや白、手足フレームのシリンダーおよび球形部が要塗装ポイントである。

ギミック

特筆するものはないが、肩アーマーが簡単にはずせる、バックパックポリキャップ接続であるなど、設定にあるような他の装備への換装を想定したと思われる構造になっている。

武器・付属品

  • ビームライフル
    リアアーマーや左右のスネにある六角形のラッチにマウント可能。
  • ビームサーベル
    使用状態のものはグリップまで一体のクリアブルー成型。バックパックに差すグリップは太すぎるため持てず、他キット付属のビーム刃を取りつけられるような穴も開いていない。
  • ビームシールド
    左前腕の発生装置と交換することで装備可能。発生装置は小さいので紛失に注意。
  • サーベル持ち手(左右)
  • 銃持ち手(右)




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