HG AGE ジェノアス
03 RGE-B790 ジェノアス 2011年10月22日発売 本体価格1200円
シリーズ:1/144 HG AGEシリーズ
(02 ガフラン ← → 04 ジェノアスカスタム)
総合◯
総評
フリット編における地球連邦軍の主力量産機。
SFチックなパワードスーツを彷彿とさせながらも、人型から微妙に外れたデザインが特徴的である。
いくつか欠点は見受けられるものの、全体のまとまりはよく総合的には良作レベルと言ってもいいだろう。
他には見られない独自のギミックが盛り込まれているのも見逃せないところ。
合わせ目もなるべく目立たないよう配慮されている箇所が多い。
ただし腕の合わせ目は比較的目立ち、下腕で上腕を直接挟み込む構造のため後ハメ加工もしにくいので、塗装などする際は注意。
プロポーション
設定画のようにやや頭身の低いがっしりめの体型が再現されており良好である。
頭部のバイザー内には特徴的な単眼式カメラアイのディテールが再現されている。
足の裏つま先部分に肉抜きあり。
関節
AGEシリーズの機体は可動から逆算されたデザインが多いと言われており、この機体もその限りだと思われるが、本キットではスケールの方が追いついていないのか既存のキットより辛い部分も見られる。
その傾向は主に下半身に多く、まず股関節軸の付け根が中央部分にあり、それでいて腿装甲のスライドギミックが再現されていないため脚を上げた際に腰と大きく干渉してしまい、90度まで上がり切らないのが痛いところ。
カカト部分の出っ張り自体はAGE-1ノーマルと似たような形状だが、あちらとは違いスネ側にはカカトが干渉する形でパーツが配置されているため後ろへはほぼ動かず、普通に膝立ちさせるのはかなり厳しい。
スタンドを用いてのディスプレイ時などで足首に表情をつけにくいのも難点と言える。
横方向への可動は優秀なため、大きく脚を開いた際の接地性に関しては問題ないレベル。
また股関節が前後のブロック含め1パーツ成型のため、この時期発売のキットとしては珍しくスイング機構が存在しない。
対して上半身の方はHGシリーズの水準をクリアしていると言っていいだろう。
特筆すべきは大きくくびれた腹部の構成で、ボールジョイントで前後に接続されたパーツにより、左右へのスイングは人間並の可動範囲を誇る。
前方にもそこそこ、後方へはわずかしか倒せないものの、ポーズの幅が大きく広がっており、本キットを象徴するポイントと言える。
「PC-001」が使用され、肩はAGE-1ノーマルなどと違いポリキャップを用いた従来型の引き出し機構付き。
上腕と腿にはロール軸があり、肘は90度程度、膝は180度弱程度まで曲がるが、構造がやや独特なためきっちりとした正座はできない。
手首も多少ながら下腕側で縦に可動する。
色分け
成型色の時点でほぼ完璧。
頭部前後のセンサーとバイザー内のカメラアイ、ビームスプレーガンのセンサー、肩の縦ラインがシールで補完されている。
後は腰の後ろやつま先、足裏などのバーニア口と思われる部分の黒や股関節部分のグレーが足りていないぐらいか。
頭部バイザーには透明度の低いクリアパーツが使用され、肩のスラスターも全て別パーツで再現されている。
付属品
- ビームスプレーガン
- ヒートスティック
スティック部分を着脱可能。 - シールド
ヒートスティックを収納可能。 - ビーム刃×2
柄はヒートスティックのものを使用。クリアピンク成型。 - 左右武器持ち手
- 左平手
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