HG AGE ガンダムAGE-1 ノーマル

01　ガンダムAGE-1 ノーマル　　2011年9月23日発売　1260円 (本体1200円)

総合◎
シリーズ：1/144 HG AGEシリーズ (→ 2 ガフラン)

総評

AGEシリーズの第1弾として放送前のリリースとなったキットで、これまでに培われた技術が存分に生かされた高水準の出来となっている。合わせ目が目立つのは頭部とヒジまわりぐらいであり、全体的な作りやすさにも配慮された良作。
Aランナーにはナンバーの振られていない謎の六角形型パーツが存在しており、ちょうど胸のAマーク部分にジャストフィットする。未だ公式サイドからその存在や使用法などについて言及されたことはないが、アニメのアセム編では本機の胸部分が白く埋められた「AGE-1 フラット」という機体が登場しており、これを再現（できるのはあくまで胸だけだが）するためのボーナスパーツのようなものではないかとも言われている。

プロポーション

いかにもプレーンな主役ガンダムといったデザイン。
設定画の印象とは異なるスタイリッシュなバランスになっていて、特に頭部は小さめ、ひさしも鋭めの造形になっていてよりシャープな印象を与えるものに。
好みの問題もあるだろうが、まとまりのよさは十分と言っていいだろう。
目立ちにくいものの、つま先の裏側に肉抜きが存在する。

関節

ポリキャップは1/144 HG 00シリーズから引き続きPC-001が使用されており、ABSは不使用。
肩関節は4番のポリキャップではなく、胴体の上側から腕との接続用パーツをさすタイプになっている。これにより前後可動は据え置きのまま、より人体に近い形で上方への肩可動を実現している。可動範囲は最大で約40度。
ヒジやヒザは二重関節でそれぞれ180度程度まで可動、二の腕や腿のロール軸もあり、可動に関してはとても優秀。
腰アーマーは前後左右すべて可動式になっているほか、アンクルアーマーは足首の基部にボールジョイントで直接はめ込むタイプ。
手首は本来付け根部分の円状パーツを中心に前後への可動をカバーしているのだが、本キットでは再現されておらず、接続や可動は標準的なHGの仕様そのままになっている。
また前腕の筒状のパーツはいったん取りはずして角度を変えることでシールドの接続位置を変更可能。手首をつけたままでも取りはずせるのはうれしい設計である。
とにかくよく動かせるキットではあるが、胴体と腰はややはずれやすいため気をつけよう。

色分け

成型色でほぼ完璧に再現されている。 カメラアイ、後頭部カメラ、額・胸・脚のAマーク、ヒザの黒い部分、ドッズライフル銃身のセンサーがシールでの再現。
胸のマークは黄色と青の成型色の時点でAの字が完成するよう構成されているため、塗装派にも優しい作りになっている。
手の甲の円状部分や頬部分の黒、ドッズライフル基部のセンサーのライトグリーンは要塗装。

武器・付属品

• ビームサーベル×2
  付属のビーム刃は1/144 HG 00シリーズから採用されているもの（SB-9）だが、ランナーに切り替えスイッチがつき、通常の長さのものとは別に短いビーム刃が2本ついてくる。この短いほうを流用することでHGガンダムエクシアなどのビームダガーも手軽に再現可能。
• ドッズライフル
  銃身部分の取りつけ角度を変えることによって精密射撃モードを再現可能。腰へのマウントギミックはなし。
• シールド
• 武器持ち手（左右）
• 平手（左）

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