HGUC キュベレイ
04 AMX-004 キュベレイ 1999年9月発売 1575円 (本体1500円)
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ
(03 ザクIII改 ← → 05 百式)
総合○
総評
HGUC初期の傑作。現在では並の評価だが、アニメ放送当時は1/220スケールでしかキット化されなかったため、発売にあたっては多くの待ち望んだファンを喜ばせた。
目玉はメモリアルアクションと銘打たれた飛行ポーズの再現と、ショルダーバインダー裏側のディテール。
2000年9月にはメッキ+塗装済のエクストラフィニッシュバージョン キュベレイ ホワイトパール?(2625円税込)という商品も発売された。
2006年3月18日には「劇場版 機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」公開と連動して、パール成形+カラーメッキ処理済みの劇場公開記念版 キュベレイ エクストラパールVer.?(3150円税込)という商品も発売された。
プロポーション
優雅かつ繊細なラインは小スケールを考慮すればよく拾えているといえる。
ただ肩バインダー付け根あたりの丸みのなさや胸部コクピットハッチの形状、前後でパーツを共通にしたためにバインダーが前後で同じ形状になっているなど、残念な部分もある。
バンダイエッジを処理するだけでもかなり見栄えは変わるので初心者でもぜひ挑戦していただきたい。
関節
やや大柄の機体であるため、主に1/100キットで使われるPC-116を全身に使用。
ただし、肩バインダーはやや重いので触りすぎるとさすがにヘタる。
飛行ポーズ再現のために首と腰が大胆に可動し、つま先も独立可動。ただ、アクションベースが登場する前のキットなので無加工ではディスプレイしづらい。
コクピットハッチ上のピンクの装甲も開閉するものの、肝心のハッチが開かないのでイマイチ意義を見出だせない。
ヒジ関節と手首にポリ露出があるが、それほどは目立たない。
色分け
成型色でほぼ完璧、強いて言えばスネ後部上端のグレーやバインダー内側の赤が足りない程度。
バインダーの青い○モールドもパーツ段階で色分けされているのは高評価。
機体各所のスリットのピンクはシールで、未塗装でもばっちり決まる。
武器・付属品
- ファンネル
すべてコンテナから取りはずし可能。着脱用の切りかきがあるが、これを利用したディスプレイ用のパーツは付属しない。 - ビームサーベル×2
グリップまで一体のクリアイエロー成型。 - 武器持ち手(左右)
ボールジョイント部分まで含めたパーツ分割であるので、サーベルを持たせる際も前腕からいったんはずす必要がある(はずさなくても一応持たせられるがグリップを塗装している場合に剥げる可能性大)。 - 平手(左右)
指を伸ばした状態。
ハンドパーツは胸部の角パイプともどもアサフレックス成型で、平手は温めれば曲げることができる。
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