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HG ガンダム Ver.G30th の変更点


*01 RX-78-2 ガンダムVer.G30th  2009年7月11日発売 本体価格1200円
シリーズ:[[HG Ver.G30th]]

***総合○

**総評
1st放映30周年を記念して2009年に東京お台場に建立された実物大ガンダム立像を元にした1/144キット。
元となる立体物が現実に存在するので、ある意味ガンプラ初の「実物縮尺模型」と言える。
そのため、立像に施されたパネルライン等の細かいモールドが装甲表面に無数に彫り込まれており、既存HGUCのリファインの方向性とは一線を画す。

ヘルメットは[[νガンダム>HGUC νガンダム]]と同様に一体成型で、ポリキャップは00二期キットの新型を使用するなど、 2009年時点での最新フォーマットも投入されている。
さらに組立説明書は「初めてガンプラを手にする人」を多分に意識した構成で、バンダイ製プラモを作り慣れた人にとっては当たり前になっている表記や表現も、改めて丁寧に解説されている。

なお、G30th名義では1年間限定生産であったが、後に本キットにガンダムマーカーのスミ入れペンを同梱したガンプラスターターセット2が発売されている。こちらは成型色が異なるものの2014年現在も生産継続中。
また、本キットにディスプレイ用ステージ、アムロフィギュア、専用マーキングシール、マグネットコーティング仕様のパーツを追加した[[HG ガンダム Ver.GFT]]についても参照されたい。こちらもガンダムフロント東京限定ではあるが2016年末まで販売されていた。

**プロポーション
前述のとおり、お台場のガンダム立像がデザインの基本。
既存の[[(旧)HGUCガンダム>HGUC ガンダム]]に比べてスレンダーであるものの、全体のプロポーションは良好。
顔や胴体はアニメ設定寄り、その他の部分は最近のハイディテールを取り入れたデザインとなっているが、お台場立像同様に、それぞれの要素がうまくミキシングされておりさほど違和感はない。
なお、後頭部やランドセル上部のパイプなど、さすがにこのスケールでは再現しきれず省略されている部分もある。
あくまでも立像の模型としての再現度を求める人は、精密さや色分けの細かさで上回るRGを選んだほうがよい(RGも完璧に再現できてはいないが)。
あくまでも立像の模型としての再現度を求める人は、プロポーションや顔の造形が近く、精密さや色分けの細かさでも上回るRGを選んだほうがよい(RGも完璧に再現できてはいないが)。

**関節
[[HGダブルオー>HG 00 ダブルオーガンダム]]等に採用された新型ポリキャップを使っており、ABSは不使用。
しかし立像関節部のディテール再現を優先しているせいか、可動範囲はさほど広くない(特に足首)。
また説明書でも言及されているが、胴体肩関節用のPC-4は傾いてはまりがちなので注意。
股関節はスイング式でアクションベース接続用の穴も開いているが、穴を隠すパーツは付属しない。アオリ視点で眺めることの多い立像の模型としてはやや残念なところ。

**色分け
[[HGUCガンダム>HGUC ガンダム]]と同レベル(ビームライフルは黄色い部分が別パーツ)で、成型色は[[MG2.0>MG ガンダム Ver.2.0]]に近いアニメ寄りの色調。目+クマドリと首のグレーはシールで再現。
アニメ準拠として見た場合の色分けはほぼ完璧だが、フンドシの連邦マークの黄色とビームサーベル刃のピンクだけは要塗装。
立像に似せたい場合は、パネルごとに微妙に変えてある色調をすべて塗装で表現することになる。
説明書にはパネル塗り分け用の色指定も一応記載されているが、実物の再現をしようとした場合にはまったく不十分なので、後に刊行されたガンダムフロント東京のガイドブックや樹想社の「ガンダムソリッド 実物大ガンダム立像図面集」、ネット上に出ている立像写真などを参考に塗装したほうがよい。

**武器・付属品
-ビームライフル
-ビームサーベル(グリップ)×2
ランドセルにマウント可能。
穴があいており、他のキットについてくるクリア成型の丸型ビーム刃を取りつけられる。
-ビームサーベル(使用状態)
2009年現在では珍しくなった、ビーム刃と一体成型のもの。
-ハイパーバズーカ+腰部バズーカラックパーツ
カバーパーツと差し替え。
-ガンダムハンマー
チェーンは金属製。
-シールド
前腕と背部に装着可能。
-銃持ち手(右)、サーベル、ハンマー持ち手(右)、握り手ハイディテールタイプ(左右)
左手が握り手しか付属しないので、ハンマーを両手で持てないのが残念。

実物の立像に武器は全く持たされていないが、キットには豊富な武装が付属している。
武器類は全体的に[[HGUCガンダム>HGUC ガンダム]]より大きい造形となっており、持たせた際に迫力がある。
また、ガンダムハンマーのチェーン部分には金属製のチェーンが採用されている。
立像ポーズの再現のためか、最近のHGには珍しく武器持ち用ではない握り拳が両手分付属するが、その造形はやや実感に欠けるものとなっているのが残念なところ。

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**コメント
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