1/100 HG ガンダムエックス
01 GX-9900 ガンダムエックス 1996年4月発売 本体価格1500円
シリーズ:1/100 HG ガンダムXシリーズ
(→ 02 ガンダムエアマスター)
総合○
総評
1/100ガンダムXシリーズ第一弾。
1/144では省略されたサテライトキャノンの伸縮、大型ビームソードの着脱、リフレクター展開のギミックがすべて再現されている。
設定画や劇中イメージと比べてゴツすぎるプロポーション、当時の目で見ても今ひとつセンスを感じられない大量のパネルラインが最大の欠点。
プロポーション
当時の1/144キットやHGAW、MGと比べるとだいぶ太めで箱っぽい体型。決して悪くはないが、胴長短足、それに馬面という致命的な欠点がある。フェイス部分は他キットから流用するのが得策かも。
また、元デザインに比べエッジがダルい(特に腰アーマー付近)ため、全体的にもっさりとしている。
極めつけは全身の過剰なモールドで、(好みにもよるが)明らかに変なものもあるので埋めてしまってもよいだろう。
リフレクターはパーツ構成上やや厚いが、それ以外はおおむね良好。
関節
ヒジ関節は2重関節でよく曲がるが、ポリがむき出しで貧相な印象。
ヒザも一応2重関節だが、パーツ干渉で90度も曲がらない。股関節もいまいち開かないので、干渉部を削るとよい。
手首は小さく、また保持力も弱いのでMGあたりから流用するとよいかも。
リフレクターの軸はプラ同士で、何度も回転するとゆるくなる。また、バックパックとリフレクターをつなぐアームのピンが非常に折れやすく補強必須。シールドバスターライフルのヒンジも破損しやすいため注意。
サテライトシステムは重量のバランスが悪く、よくバックパックごと垂れ下がって(右に回転して)しまうため、本体との接続方法を工夫する必要あり。
色分け
基本的な色分けはされている。
ただ、成形色が安っぽい上に素材的に光に透けまくりなので、全塗装をおすすめする(見栄えがガラリと変わる)。
リフレクターの鏡面と肩アーマー・前腕・スネのエネルギーコンダクター部はライトブルーメッキ。
カメラアイ、前腕の青、コックピットハッチの白、シールドバスターライフルの縁、サイドアーマーのコンダクター、ヒザの▼はシールで補完されているが、ショルダーバルカン基部のグレーや大型ビームソードの紺色、エリのコンダクターは塗装が必要となる。
ビームソードのビーム刃はクリアグリーン成型で、平面のパーツを十字に組み合わせて立体的に見せるという手法が面白い。これは初期のポリゴンゲームにおいても樹木などの表現に使われていたもので、発売当時の時代を感じられる。
武器・付属品
- シールドバスターライフル
差し替えなしでシールド形態、マウント形態に変形。後者の状態ではバックパックに取りつけられる。 - サテライトシステム
- ショルダーバルカン
砲身が可動し前方に向けられる。
このキットのオリジナル武器だったが、その後劇中に登場したことで、HGAWやMGにも付属するようになった。 - 大型ビームソード
ビーム刃はクリアグリーン成型。
グリップはサテライトキャノンの後部に取りつけられる。
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