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HG SEED レイダーガンダム

11 GAT-X370 レイダーガンダム  2003年11月発売 本体価格1500円
R10 GAT-X370 レイダーガンダム  2012年1月21日発売 本体価格1500円

総合△
シリーズ:1/144 HG SEEDシリーズ (10 フォビドゥンガンダム ← → 12 ガンダムアストレイ レッドフレーム)

総評

ストーリー後半に登場した、鳥のようなMA形態への変型機構をもつ敵ガンダム。
肩の部分につく機関砲が差し替え式で、それ以外は完全変型する。ただ、同じく変形タイプであるイージスと比べると総合的に見劣りし、手放しにはすすめられない。
特に素組みした場合の、細部の詰めが甘いような印象を受ける。腕(手首の上あたり)のピン穴とパーツ外壁の肉厚が薄くそのまま組むとプラが濁る、手の甲のパーツと手首の合いが固い、肩(特に左肩)のパーツの合いが悪くガタつくなど、接着・改修すべきポイントがある。
また、フォビドゥン同様に大判のABSランナーがあるが、関節以外の部分に使用されているパーツが多いにも関わらず、一方で強度の必要な股関節パーツがABS製でないのは疑問。
リマスター版では金型が改修され、股関節パーツの底面に、アクションベース2の差し込みタイプに対応した溝が切られている(デュエルも同様)。その代わり、他のリマスター版キットに付属するアタッチメントは入っていない。

プロポーション

細すぎず太すぎずで、着ぶくれしたような設定画よりはアニメの印象に近い。スネは設定画のような短足ではなく標準的な長さ。肩の接続位置が少し低く、なで肩気味。
ウイングはMA形態でカラミティを乗せようとすると小さく感じるが、これは仕方がない。

関節

変型機構はおおむね問題ないが、そのデザイン上、MS形態でいろいろなポーズをとるのは困難である。
下半身は股関節や足首の可動範囲が狭く、腰もひねるとサイドアーマーから生えたクローが腕やウイングにぶつかるので、ほとんど動かないといっていいレベル。
ヒザ関節は90度強くらい。スネ側は変形の都合で逆方向によく曲がる。つま先も可動し、若干ながら左右に振ることができる。
腕は前に回すと肩アーマーが背中のクローやウイングにやや干渉する。なで肩気味にすれば可能。
頭は変形機構として首のポリパーツが後ろに倒すことができ、大きく上を向くことができる一方で、うつむくことは全くできない。
ウイングは付け根でスイングおよび中央で開閉する。機首はフタが開いて、内部に80ミリ機関砲M417を再現。
クローは開閉および節で可動、MA形態では本体を自立させるほどの強度があるが、下から見ると逆ハの字になってしまうのが欠点。これは設定画に二次元の嘘があり、サイドアーマーが太ももに密着していてまっすぐにできないため。また、サイドアーマー内部の関節が硬く、入念な擦り合わせを推奨する。

色分け

仕方のない範囲かもしれないが、ホイルシールに依存した色分けが多い。
ストライク付属のエールストライカーと同じく、ウイングの赤がまるごとシールでの再現となっている。やはりはがれやすいので素直に塗装したほうがいいだろう。また、展開時に露出する部分やウイング基部のヒンジは関節などと同じブルーグレーで成型されているため、ダークグレーに要塗装。ちなみにブルーグレーのパーツはすべてABS製となっている。
防盾砲も設定ではグレーだが、パーツは本体色のパープルである。こだわる人は注意。
カメラアイ、トサカの赤、肩アーマーの赤(前面のみ)はシールで色分けされる。
他に色が足りないのは各部のバーニア、肩アーマー上の突起、バックパックの尾翼やヘルメット横の赤など。

武器・付属品

  • 破砕球 ミョルニル
    グリップとつなぐためのリード線が付属。
    MA形態でフンドシにマウントするためのピンが生えている。
  • 2連装52ミリ超高初速防盾砲
    グリップで手に持たせるだけでなく、前腕に取りつけることも可能。ただしグリップを90度回転させると出現する接続用ピンが、取りつけようとすると勝手に動いてしまうので難しい。
    ポリパーツ(N)が足りなくなったらしく右腕のみポリ接続であるが、このポリも左右に動いてしまい、余計に装備しづらくなっている。
    MA形態では肩アーマーに装備する(設定では左側だが、左右どちらにも取りつけられる)。こちらも同じ理由で左肩アーマーのみポリ接続となっている。
  • 76ミリ機関砲M2M3×2
    MA形態時に肩に取りつける。

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