Top/HGBF ディナイアルガンダム

HGBF ディナイアルガンダム

037 NK-13J ディナイアルガンダム  2015年5月23日発売 本体価格1800円

シリーズ:1/144 HG BFシリーズ
 (036 ガンダムジエンド ←? → 038 ガンダムトライオン3?)

総合◎ 関節◎ 色分け◎ 武器/付属品○

(レビュー投稿日:2015/06/23)

総評 ◎

BFT二期OPでの初出・また先立って外伝作品「ビルドファイターズA」に現れた「二代目メイジンのガンプラ(未完成)」に酷似等、さまざまな伏線を背負いながら注目集まる登場回、主人公セカイの兄弟子ジュンヤの乗機として対峙。
前作BFの新規組よろしく、放送終了後すぐにキット化が発表、5月に発売となった。
ビルドバーニング?の関節ランナーを流用しているが、肩関節などが改良。
構造やデザインの都合で若干の癖はあるものの可動は優秀、そして補って余りある保持力を得ている。
ビルドバーニング?トライバーニング同様、構造が非常に解り易く初心者にもオススメ。大型で構造や厚みに余裕があり作り込みにも対応出来るだろう。
高水準のHGBFシリーズでも際立った良キット。

余談だが原型機となる二代目メイジン渾身のガンプラ「カテドラルガンダム」もキット化。
当キットの素性の良さから期待される所だが、生憎のプレミアムバンダイ限定。その扱いに疑問の声も少なくない。

プロポーション ◎

アニメ用画稿とは胴体部の解釈が若干異なる(デザイナーによる監修の結果)。
それ以外はまさに画稿そのままの姿となっている。
ヒロイックな足長体型に悪役系のダークブルー基調が絶妙にマッチしている。

関節 ◎(保持力◎ 可動○)

ビルドバーニング?トライバーニングをほぼ踏襲するが、若干の癖がある。
サイドスカートが太股側のBJ軸により干渉しない位置を維持するが、フロントスカートが一枚の前掛け状デザインのためポージングの際は他の可動部によって「捻る」「逃がす」などワンテンポを挟む。
足首の可動及び接地性が他に比べて若干不足気味というのはマイナス。
それでも充分に動き、比較対象がバーニング系という時点で非常に高水準。

特筆すべきは肩関節。バーニング系のBJ二重関節では無く新PS素材のBJ受けを採用しているがこれがとんでもない代物。
よほどビルドバーニング?トライバーニングで不評だったのか、「逆立ちで自立できる」「トライバーニングを片腕でリフトして固定できる」などの過剰なレベルの保持力を発揮、接地さえ確保すればそのポージングをピタリと固定出来る(掛かりさえすればトライバーニングどころかライトニングガンダム?本体ぐらいまでなら片腕で掲げ上げる)。
バーニングの「動」、ディナイアルの「静」といった趣だろうか。
あまりに強固な為白化、捻じ切れる懸念さえある。ガシガシと動かしたいなら調整必須。
(ちなみにこの新PS素材は縮みやすい為、少し触らないでいるだけでテンションが戻っていたりする)

色分け ◎

各部ダクトのグレーと黒、手首・足首カバーの白、そしてカメラが塗装またはシールでの再現。
充分な水準であり、組んだだけでもほぼ印象どおり、部分塗装だけで手軽に補完出来る。
非バースト時、ブランク状態のクリアパーツが付属しておらず、塗り分け用の交換パーツも無いので、もし別途再現したい場合は交換部品を用意する必要がある。
パーツ分割が中々に練られており、モールド化処理・合わせ目消しどちらも比較的容易に行えるよう配慮されており、全塗装派にもパチ組み派にも嬉しい。

武器/付属品 ○

  • パンチ用エフェクトパーツ×2
  • キック用エフェクトパーツ×1
  • エフェクト用ジョイントパーツ
  • 手首3種×左右
  • バースト状態エフェクトパーツ各種
  • ビームソード×2

構造こそ異なるがトライバーニングと概ね同様の仕様。
ギミック的に交換パーツが無く「足し算」のみで再現が出来る為、ストレスフリーな印象。
弁髪のような粒子帯には軸ロール可動が設けられており、ポーズのアクセントに一役買う。
頭部BJ軸に追加されているピンにより、エフェクトの重さに負けないよう配慮されている。
先述の通り、非バースト時再現が出来ないのは惜しい所。しかしディナイアルガンダムとして必要なものは全て揃っているので、評を損なうほどでは無いだろう。




コメント

お名前:

コメントはありません。 Comments/HGBF ディナイアルガンダム?

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP