MG 百式 Ver.2.0

187　MSN-00100　百式 Ver.2.0　　2015年05月30日発売　本体価格6800円

シリーズ：1/100 MGシリーズ
　(186 ガンダムダブルエックス ←?　→ 188 ガンダムフェニーチェリナーシタ?)

（レビュー投稿日：2018/03/21）

総合　◎

2001年に発売された百式のリニューアルバージョン。14年間の技術の進化を確かに感じさせてくれる良キットに仕上がっている。

百式 Ver.1.0との大きな違いは金メッキで、よくある光沢のあるメッキではなく、ややマット感のある落ち着いたものに。
そのため、百式でありがちだった「光ってディティールがわからない」ということもなく、造形と質感のバランスが向上し、高級感はさらに増している。
その外装のメッキパーツのほとんどはアンダーゲート化されており、普通に組むだけでも上級者が組んだかのような仕上がりになるのが嬉しい。

プロポーションや各部位はディティールアップアレンジされており、好みの問題は出るかもしれないものの、百式 Ver.1.0からの大きな進化点。
また、目のシールは劇場版Zガンダムを再現した3タイプが用意され、それぞれ交換用パーツまで用意されている充実ぶり。

プレミアムバンダイ限定販売のメガバズーカランチャー?、MG 百式＋バリュートシステム又はプレミアムバンダイでの単品販売品?のバリュートパックが使用でき、拡張性も高い。
百式が好きな方なら、ぜひ押さえていただきたいキットである。

余談ではあるが、メッキパーツは注文時の費用がやや高いので、破損や紛失には注意したい。

プロポーション　◎

メッキは前述したような落ち着いた色合いに。併せて百式本体もディティールアップされ、エッジの利いた高級感のあるシルエットになっている。
四肢が長めにアレンジされてはいるものの、各部位は細すぎずガッチリとした作りで、安定感のあるバランスの良さが光る。
バインダーやモールドが大きくアレンジされているのが好みの出る点だろう。

また、各部位のダクト類は開口されており、こういった細かい点の作り込みも素晴らしい。
細かな点だが、手にはトリモチランチャーの発射口も再現されている細かさ。

このように全体から細部に至るまで作り込みがすごく、立体化された百式のなかでも屈指の立体映えを誇り、他キットと並べても存在感は抜群といえる。

関節・可動　◎

【良い点】
・さまざまな箇所にヒンジがあり、可動範囲も広め。
・可動に合わせたシリンダーギミックがある。
・バインダーの基部にヒンジがあり、可動。
【問題点】
・脚の長さに対して股関節の保持が弱く、スタンド使用時に脚を開くポーズを取れない場合がある。

色分け・合わせ目　◎

合わせ目は出ない作りで、メッキパーツはバインダー部を除き、ほぼすべてアンダーゲート化されている。
色分けはパイプ類に一部色が足りない程度で、ほぼ完璧。
スミ入れはメッキが溶けたり剥げる可能性があるため、行わないほうが良い。

ギミック　◎

・ビームライフル、クレイバズーカはバックパックにラッチ可能。
・バインダーが可動。
・ツインアイは黒、走査線、赤から選択可能。
・MG 百式＋バリュートシステム又はプレミアムバンダイでの単品販売品?のバリュートパック用の取りつけパーツが付属。
・プレミアムバンダイで限定販売されたメガバズーカランチャー?の使用が可能。

武器・付属品　◎

• ビームライフル
• クレイバズーカ
• ビームサーベルエフェクトx2
• 交換用手首
• バリュートパック用パーツ
• スタンドジョイントパーツ
• 1/100 クワトロ・バジーナ

コメント