HG IBO グレイズ(一般機/指揮官機)
002 EB-06/EB-06s グレイズ(一般機/指揮官機) 2015年10月10日発売 本体価格1000円
シリーズ:1/144 HG IBO/IBAシリーズ
(001 ガンダムバルバトス ← → 003 シュヴァルベグレイズ(マクギリス機))
総合 | プロポーション | 関節・可動 | 色分け・合わせ目 | ギミック | 武器・付属品 |
◎ | − | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
(レビュー投稿日:2015/10/15)
総合:◎
ギャラルホルンの最新鋭量産機が、主役機バルバトスに続き登場。
フレーム規格化が主流という作中の設定通り、バルバトス同様こちらもフレーム構造が再現されている。
組み立て易さも同様。デザイン上バルバトスより干渉部が増えているものの、充分な可動範囲を確保。
プロポーションも良く、色分けも黄色以外ほぼ完壁。価格も鑑みればまさに“言うこと無し”の傑作キットと言っていいだろう。
コストパフォーマンスまで評価に含めるならば◎以上の評価を付けても良いくらい。
劇中序盤の活躍、量産機設定の常などもあり、案の定バルバトス同様の売れ行き。数を揃える場合は計画的に。
プロポーション
設定画・劇中印象ともに押さえており良好。
関節:○
○評価はあくまで同シリーズのガンダム・バルバトスと比較しての評価で、過去の他シリーズキットと比べてなら◎評価。
バルバトスと比較して減点評価すると
- フロントスカートと太股外装がデザイン上干渉し、屈伸の際に邪魔になる
- サイドスカート基部が腰部上半身側にあるが、逃がす為のロール軸が細く強度的に不安
- 腰部BJ軸凹が下半身側のため、腰を回すことが難しい
- 股関節基部の捻り可動がオミット
- 足首も干渉物が多い為、前後の接地性はバルバトスに及ばない
過去の水準からするとかなり贅沢な減点だが、なにぶん直近が異常すぎる故致し方なしか。
評価こそ○だが「優秀」と言っていいだろう。むしろ近年の水準の上昇幅こそ驚嘆に値する。
またフレームに鎖骨的構造があり、腕を前に引き出せる等の優位点もある。
新PSによる保持力に関しても優秀だが、もはやそれさえも特記事項では無くなりつつある。
敢えて言うならPC-002の使用数がバルバトスより更に2個減ってしまったポリキャップレス構造か。
技術革新は留まる事を知らない。果たして何処に行くのか。
色分け:◎
緑二色のツートンに加えフレームや武器のグレー、発光部のイエロー、そしてライフルのセンサーのグリーン。
シールが付属する各部イエローの他はブースター裏とライフルのセンサーくらいで、成型色はほぼ完壁。
外装は綺麗にバラせて、合わせ目処理がほぼ不要。存分に自分色に染める事が出来る。合わせ目が来るのは脛側面くらい。
おあつらえ向きに全外装がランナー二枚に納まっているので、ランナー塗装も捗る事だろう。
ギミック:○
頭部展開はカバー取り付け位置の変更で再現、流石に内部の一つ目の可動は再現せず。
脹脛のスラスターも残念ながらオミットされている。サイズとフレーム化、部品点数の限界だろうか。
ブースターはバインダー部と根元のフレームが軸で若干可動する。
グレイズ系列は勿論ガンダム・フレームとも共通規格という設定通り、軸など一部に互換性あり。
シュヴァルベ・グレイズ?以降、今後のバリエーションに期待が高まる。
武器・付属品:◎
- ライフル
- バトルアックス
- 地上用&宇宙用ブースター
ライフルはマズルとボックスマガジン、ハンドガードが分割されている。
ハンドガードを一旦外してから手に持たせ、手首アーマーに固定される構造でポロリなどは無縁。
キット単体なら手の甲を外す手間は無いので、手の甲は接着してしまって構わないだろう。
目玉はブースターで、地上用・宇宙用が両方付いてくる。この価格とは思えない大盤振る舞い。
ジョイントが干渉しない為、ダブルブースター化可能という遊び心もバッチリと押さえている。
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