HG ハイドラガンダム
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04 OZ-15AGX ハイドラガンダム 1997年10月発売 1050円 (本体1000円)
総合○
シリーズ:1/144 HG G-UNITシリーズ
総評
「暗黒の破壊将軍」ことヴァルダー・ファーキルが操る、G-UNITのラスボス機。
従来よりもひとまわり高額な1000円クラスのキットということで、なかなかのボリュームがあるキット。
ジオングを彷彿とさせる高機動モビルアーマー形態への変形を再現しており、その際は展示用スタンドの使用を推奨する。
デザイン上、可動にかなりクセがあり動かしづらいのが欠点だが、独特なギミックと存在感でカバーしている印象。
プロポーション
本機の特徴である、トールギスのようにすらっとした本体に、大きく広がるスカートや肩アーマーがついたフォルムを再現。
胴体が小さく両肩や腰まわりが張り出した、最近のキットにも多く見られるヒーロー体型であり、非常に良好といえる。
高機動形態におけるバーニア部のイメージがやや異なるが、劇中における表現がそもそも大ざっぱなので、変形ギミックの検討・解釈を行なった結果であろう。
テールアーマーの裏側にはバーニア類の緻密なディテールが作りこまれている。
関節
やや大柄な機体ということもあり、PC-115を2枚も使用(ただし大量に余る)しており、ほとんどの可動箇所がポリ接続。
サーベル用握り手とヒジ関節は、このポリがむき出しとなる。
肩アーマーから生えているショルダークローのアームは3ヶ所でポリキャップ(露出あり)により可動し、先端のハードポイント部を回転させるとビーム砲が現れるギミックを再現。
腕は上腕が太く、ショルダークローを展開しても70度、収納した状態では45度くらいしか横に上がらないが、これはデザイン上どうしようもないだろう。ヒジの可動範囲も70度程度と狭い。
ヒザ関節は当時としては珍しくポリが露出しない設計で、高機動モードへの変形のため逆方向へは90度以上曲がるものの、通常の方向へはほとんど動かないのが欠点。劇中においてもほとんどヒザを曲げている描写がないので、もともとそういう設定なのかもしれない。
腰は360度回転し、テールアーマーは変形のため後方に大きくはね上げることが可能。また、つま先の赤い突起も変形ギミックの一部として可動する。
色分け
パールがかったファントムグレー、ライトグレー、赤の3色成型でおおまかなところは色分けされている。ポリキャップはライトグレー成型。
頭部横のアンテナ、カメラアイ、顔面、胸部ダクト、胸部中央、アーム中央のグレー、サイドアーマーの金はシールでフォローされている。
もともとカラフルな機体ではないのでパチ組でも十分な色分けレベルだが、顔と胸ダクトはまるごとシールで覆うため印象がよくない。
武器・付属品
- バスターカノン
グリップを収納してショルダークローにマウント可能。 - EMFシールド
手に持たせられるほか、ショルダークローにマウント可能。 - ビームサーベル
グリップまで一体のクリアオレンジ成型。 - 握り手(左右)、銃持ち手(左右)、平手(左右)
この時代のキットとしては珍しく、サーベルを持つためのポリ手首とは別に、プラ成型のハンドパーツが豊富に付属。
平手を用いれば劇中の気取ったイメージを再現できる。
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