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HGUC ダブルゼータガンダム

111 MSZ-010 ダブルゼータガンダム  2010年6月19日発売 2415円 (本体2300円)

総合○
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (110 ゴッドガンダム ← → 112 ギラ・ズール (アンジェロ・ザウパー専用機))

総評

1999年のHGUCシリーズ開始からずっと発売が待たれていたZZガンダムがようやく登場。本キットの発売により、初代〜逆シャアまでの全主役機がHGUCでそろった。1/144スケールとしては旧キットから24年ぶり、旧HGからは19年ぶりのキット化となる。
MS形態からGフォートレス、コアトップ(Aパーツ+コアブロック)、コアベース(Bパーツ+コアファイター)への変形を差し替え式にしたことで、両形態のプロポーションをうまく両立している(ただし全身を分解してから組み直していくという構造のため、1回変形させるだけでも一苦労。さらに大量の余剰パーツが出るあたりは、さながらコンパチキットに近い趣である)。
コアブロックはAパーツと一体化しており(着脱できない)、それとは別にコアファイター(Bパーツとのドッキングのみ可能でコアブロックにはなれない)が1機付属する。したがってMS形態ではコアファイターは余剰となり、飛行形態ではコアトップ、コアベース、コアファイターでの編隊を組むことができない。
ヘルメット部分は一体成型、本体も合わせ目がほぼ外に出ないパーツ分割で、組みやすさにも配慮されている。
しかしながら、劇中でハイパービームサーベルを左手で持つことが多かったにも関わらず左手用の持ち手が付属しないなど、詰めの甘い点が散見され評価を落とした。変形を差し替えに頼りすぎているとの声もある。

プロポーション

かなり良好。旧HGのような完全変形を捨てて差し替え変形を選んだため、上半身がコンパクトで足が長い、バランスのとれたヒーロー体型を実現している。旧1/144よりはマッシブ、旧HGよりはスマートなイメージ。各飛行形態もプロポーションがよく、手堅くまとめられている。
ダブルビームライフルは過去の可変キット同様、MS時にはかなり大きく見える。バックパックも巨大。
ハイパービームサーベルはグリップに比べてビーム刃の太さがややボリューム不足気味。

関節

最も苦しい部分。部位ごとは必要十分なのだが、元デザインのせいで各ユニット同士の干渉が激しく、せっかくの可動範囲が死んでしまっている。
特に肩まわりはそれが顕著で、バックパックと肩アーマーが干渉し、腕を上げるのも一苦労するレベル(説明書のライフル射撃シーンでも肩上部の青いプレートを外側に逃がしてなんとか再現している)。
ただ、ZZガンダムというキャラクターがそれほど派手なポーズづけを必要とするものでもない上、本キットが差し替え変形を実現していることも考えれば許容範囲といえる。
前腕のシールドは、主翼を尾翼側に回すことでピッタリ畳むことができる。
バックパックのミサイルポッドは開閉式。
ダブルビームライフルを持たせると、武器の重さに対して右手の保持力が弱いためにややブラブラしてしまう。

色分け

脚部に散らばる黄や青のノズルまで細かく色分けされていて優秀(さすがにノズル内側の赤は無理だったが)。
カメラアイ、ダクト内側の黒、ライフルのセンサー、コアファイターとライフル機首のキャノピー、ヒザアーマー先端の赤はホイルシールでフォローされている。
ダブルビームライフル先端付近の黄色い部分は要塗装。
本体の白い部分の成型色は、劇中イメージに沿ってやや薄緑がかった白となっている。

武器・付属品

  • ダブルビームライフル
  • ハイパービームサーベル×2
    ビーム刃はクリアピンク成型でMGシリーズの標準的なもの。
  • コアファイター
    後部の差し替え変形およびBパーツとの合体でコアベースとなる。
  • ライフル用持ち手(右)、サーベル用持ち手(右)、握り手(左)
  • Gフォートレス用ベースパーツ
    Gフォートレス時の安定したディスプレイを可能にするパーツで、これを介して別売りのアクションベース1に接続可能。 また、各形態で余ったパーツの一部を収納できる親切設計となっている。

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