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HGFC ゴッドガンダム

110 GF13-017NJII ゴッドガンダム  2010年5月21日発売 1890円 (本体1800円)

総合○
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (109 ガンダムX ← → 111 ダブルゼータガンダム)

総評

ガンダムXに続く、宇宙世紀以外からのキット化第二弾。HGFC(Future Century)としては第一弾となる。
劇中イメージをうまく拾った外観とよく動く関節をあわせもった好キットで、キット構成は近年のHG基準に沿っており、合わせ目も少ない。ヘルメットは1パーツ成型ではなく前後貼り合わせだが、逆にディテールはしっかりしていてよいとの声もある。
設定にあるギミックについては、コアランダー変形合体やGナックルの移動に加え、旧キットではできなかったエネルギーマルチプライヤー・マシンキャノン・脚部スラスターの展開がすべて再現されている。エネルギーマルチプライヤーとマシンキャノンは差し替え式。
また、付属する手首の種類がHGAUC中最多といってよいほど豊富であり、クリアオレンジ成型されたゴッドフィンガー用手首もついている。一方で、MFは格闘戦主体の設定ゆえに武器などの付属品はあまりない。また背中の日輪エフェクトを再現するためのパーツも付属しておらず、価格については若干割高感がある(日輪はMS in Action版に付属のものが流用できたという報告がある)。

プロポーション

最近の傾向としてスマートにアレンジされたキットが多い中で、本キットは例外的にガッシリとした体型である。顔はイケメン。フロントアーマーの長さはほぼ設定どおりだが、太ももがやや短く、逆にひざ下のボリュームが大きすぎるように思われる。
また、前から見るとコアランダーのエネルギー発生装置の赤いパーツの肉抜きがかなり目立つため、プラ板やパテで埋める、前後を裏返して組むなどの対策が推奨される。ただ、付属のホイルシールに「この部分を切り出して貼って塞いでください」と言わんばかりの不自然な赤い余白があり(説明書に記載なし)、パチ組み派はこれを利用してもよい。
なお、ゴッドガンダムの設定上の頭頂高は16.6mだが、本キットはなぜかHGAWのガンダムX(17.1m)よりも背が高く、HGUCのガンダム(18.0m)に迫るサイズとなっている。

関節

ヒジは90度強、ヒザは120度程度可動する。HG 00シリーズ2期以降に採用されているPC-001を使用し、肩関節基部の引き出しや腰のボールジョイント、股関節スイングおよび三軸可動など、近年のHGUCの基準を満たす可動範囲で、MFらしいファイティングポーズも決まる。
近年のガンダム系HGに見られる腹のボール軸が(コアランダー合体ギミック再現のため)下側にしか入っていないが、代わりにリアスカートを跳ね上げることで胴の屈伸に対応しているのは良アイデア。
また、サイドアーマーの接続は角穴のPCで、横方向に無駄に回転しないようになっている。
ヒジ・ヒザ関節は後ハメ加工いらずになっており、塗装派も安心。
肩関節はガンダムXで採用されたような「関節色パーツを入れることで接続部の外観を自然に見せる」といった構成になっていない。
足首のアンクルアーマーは2パーツ構成だが、パーツ間がオーガンダム?のようなボールジョイント接続ではなく単なる差し込みで、その結果可動範囲が狭まっている点が惜しい。

色分け

比較的高水準で再現されている。肩アーマーやフロントスカートの黒ラインはホイルシールにて対応。
部分塗装が必要な箇所は、バルカンの黄色など細かい部分のみである。
フロントおよびリアスカートは長いデザインゆえに裏側が丸見えになってしまうので、気になる人はつや消し黒などで塗装したほうがよい。

武器・付属品

  • ゴッドスラッシュ
    ビーム刃はクリアグリーン成型。長いものと短いもの、計2種類が付属する。
  • 握り手(左右)、武器持ち手(左右)、演舞用平手(左右)、ゴッドフィンガー用平手(左右)
    ゴッドフィンガー用のみクリアオレンジ成型。
    演舞用の平手は宿敵・マスターガンダムとの突き合わせに対応している。

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