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HG SEED ストライクフリーダムガンダム

34 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム  2005年9月30日発売 1680円(本体1600円)

総合△
シリーズ:1/144 HG SEEDシリーズ
(33 ガイアガンダム (アンドリュー・バルトフェルド専用機) ← → 35 レジェンドガンダム)

総評

SEEDシリーズでは異例の、1/100より後発となったHGキット。
プロポーションやギミックなど旧1/100の問題点を継承しつつ、(スケール的な問題もあり)劣る点・オミットされている点があり、1600円キットとしては不満が出る箇所が多い。
原型機フリーダムのキットと同じく、大改修が必須といえる。

2012年にはガンダムフロント東京限定でHG ストライクフリーダムガンダム Ver.GFTが発売された。

プロポーション

コレクションシリーズや旧1/100での同MSの流れをくむ無骨なプロポーションであり、インフィニットジャスティスなどに比べ、もっさりとした印象。大きい頭、短い足、そして全体的に角ばったラインは劇中の作画とは全く似ていないが、大河原邦男の設定画にはかなり忠実といえる(いわゆるガワラ体形)。
顔も設定画に準じた馬面で、への字スリットが上寄り、さらに頬のグレー部分やアゴの位置が悪く、作画やMGなどのスタイリッシュな雰囲気にしたい人は他のキットから流用したほうが手っ取り早いレベル。
また、胴体が短いことに加え、クスィフィアス3(レール砲)が丸みを帯びた形状で分厚いので、横に移動させると腕がほとんど下ろせなくなってしまい、非常にカッコ悪い。ただ、後ろに回せば解決するので気にならないという人もいるようだ。
背中の機動兵装ウイングはそれなりにボリュームがある。

関節

レール砲の移動ギミックが腹部を切り欠いたスペースに設置されているため、腰が全くといっていいほど回転しない点が致命的。肩関節は微妙に前後スイングするものの、先発のザクやグフのようなボールジョイントとはなっておらず、クリアランスも小さいのでほとんど動かない。他はおおむね同シリーズの基本的構造に準ずる。
ふくらはぎのスラスター展開ギミックは省略。
機動兵装ウイングはスーパードラグーン取りつけ部分2つセットで1パーツの構造である(「入」の字に近い形状)。

色分け

関節に合わせてポリキャップが黄土色となっており、シールと成型色でパッと見はそれなりに仕上がる。
カメラアイ、ブレードアンテナの白、胸部や両肩の赤はホイルシールでの再現。
腹部下半分の白、エリのライトブルー、ヒザアーマーのダクト、フンドシ下部のダークグレー、レール砲先端の赤、機動兵装ウイング基部の金および赤といった細かい部分の色が足りない。
また、ビームライフルは設定では白、青、赤、グレーと細かく色が散っているが、キットはレール砲と同じライトブルーでの単色成型となっており印象がよくない。マスキングによる塗装が必須。
ビームサーベル刃はクリアブルーのため、再現するには他キットから流用するか要塗装。

武器・付属品

  • ビームライフル×2
    連結可能だがイマイチ保持しづらい。
    ライフル後部の引き出し部分はダボに干渉するためにディテールが省略されている。
  • ビームサーベル×2
    ビーム刃はクリアブルー成型。
  • ビームシールド
    クリアブルー成型。
  • スーパードラグーン×8
    スライド金型により1パーツ成型。
  • ドラグーン発射エフェクトパーツ×2
    クリアブルー成型で、温めて曲げることも可能。
    1つで2門のドラグーンの発射形態を再現するもので、2つとも使うと4門を再現できる。よって、8門すべての発射を再現するにはもう2つ必要となる。
  • 平手×2(左右)

ストライクフリーダム本体にスタンド取りつけ用の穴はあるものの、スタンドそのものは付属しない。

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