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HGUC リックドムII

43 MS-09RII リックドムII (ツヴァイ)  2004年1月発売 1575円 (本体1500円)

総合○
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (42 ギャプラン ← → 44 ガンキャノン量産型)

総評

劇中そのままの雰囲気ではないものの、キットとしては実によくできている。
作りやすいが決して大味ではない。パーツ割りも細かく、後ハメ加工なども楽にできる設計。
旧キットの弱点だった武装関係が改善されていることも合わせ、値段から見ても実に充実した内容といえる。
だが細かい部分で少しずつだが気になる箇所もあり、その結果全体のまとまりという点でかなり損をしている。
また1/144スケールとしては全高が8mm程度大きく、ある意味でこのキットの最大の欠点と言えるかもしれない。

プロポーション

出渕氏の設定画からみればかなり雰囲気は変わっているものの、「リックドム」から連想されるイメージと、「リックドムII」の独特なフォルムをうまく混ぜている。
頭・肩・スカートまわりの形状は見る人によっては不満なところ。

関節

関節はすべて後ハメ加工いらず、ポリキャップもほとんど露出しない。
可動範囲はドムとしては標準的、HGUC全体でも標準程度。保持力は良好。ただ足首はあまり動かず、ふんばったポーズがいまいちとれないのが残念。ジャイアントバズはしっかり肩に担げるので心配ない。
なお、手首は人差し指のみ可動するタイプの握り手が付属する。

色分け

キットのままでほぼ完璧、シールでの色分けはモノアイ、エンブレム、「56」のマーク、リアスカート上部といった細かい部分のみ。
塗装の際も大がかりな加工はほとんど要しない(胸部装甲の上部だけは分割位置を変えるかマスキングが必要)。
モノアイは赤い十字部分の中にクリアパーツのレンズ状モノアイガードがつくため、シールでもさほど違和感なし。
装甲内バーニアも別パーツ。肉抜き穴もあるが目立たない場所に配置されている。

武器・付属品

  • ジャイアントバズ
  • シュツルムファウスト×2
    ラックが付属しないため、手持ちしかできない。
  • 90mmマシンガン
  • ヒートサーベル
    グレー成型なので塗装必須。
  • プロペラントタンク
    単軸可動で着脱可能。

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