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HG 00 ガンダムスローネツヴァイ

12 GNW-002 ガンダムスローネツヴァイ  2008年3月発売 1680円 (本体1600円)

総合△
シリーズ:1/144 HG 00シリーズ
     (11 オーバーフラッグ ← → 13 GNアームズTYPE-E+ガンダムエクシア (トランザムモード)?)

総評

トリニティ三兄妹が操るガンダムスローネの二号機で、スローネアインのバリエーションキットとして発売。
よって可動範囲もスローネアインとほぼ同様だが、後述するように各装備との干渉によって狭まっている。
発売時期を考慮しても全体的に不満な点が多く、新規パーツの色分けも大ざっぱ。
合計8基のGNファングのギミックはその一切が省略されており、ファングコンテナはポリを除くと左右それぞれ2パーツ構成となっている。価格などの面で仕方のないところかもしれないが、メイン武器が省略されたのはかなりの減点要素。
GNバスターソードの迫力があるため造形的にはカッコいいのだが、全体的に塗装が必須となる点と、GNファングの省略などが全体の評価を下げてしまっている印象。
股間にはアクションベース2に対応した穴がある。

プロポーション

独特のプロポーションがよく再現されている。
右肩にGNバスターソードを装備した状態でのバランスも崩れておらず、大型サイドアーマーの存在が全体に安定感を与えている。
ただし、GNバスターソードの抜刀時は肩の単純な接続部が露出。
そのほかファングコンテナ裏の肉抜きも目立つ。

関節

腕はGNバスターソードを構えるための最低限の可動が確保されているが、このころのキットにしては珍しく肩に引き出し機構がなく、さらにGNハンドガンと干渉するので、両手でGNバスターソードを持つとほぼポーズが固定されてしまう。腕の構造上ヘタりによって剣を支えきれなくなる可能性も高く、補強が推奨される。ヒジの可動範囲は90度ほど。
脚部は二段階の可動により、180度近く曲げることができる。また足首がせり出すため、前後に足を開いたときの接地性は優秀。ただしファングコンテナが脚部の可動に干渉するために自由度は高くない。
このように、ツヴァイ独自の装備があちこちで可動範囲を狭めてしまっている。

色分け

かなり難あり。
フェイス部が黄土色と白のパーツで構成されているため、設定ではオレンジ色となっているアゴはこの時代のキットでは珍しく別パーツ化されておらずシールで色分けされている。それをはじめとして、前腕・つま先・かかとの黄土色、前腕の白、ひざのスラスター部といった細かいところで色が足りていないが、やはり目立つのはファングコンテナとGNバスターソードの色分けだろう。
サイドアーマー兼ファングコンテナはそのパーツ構成上、白とオレンジの二色で構成されているので、黄色と黒の部分は要塗装。ここはパーツ構成を工夫すれば色分けできたのではないだろうか。ファング周辺は入りくんだ造形なので黄色い部分を塗るのが大変。
GNバスターソードは刀身がなぜか黄土色の単色成型で印象がよくない。マスキングによる塗装が必須である。
総じて当時のガンプラの標準的な色分け水準には全く達していないといえる。

余談だが、箱側面の未塗装時完成写真ではその見栄えの悪さに配慮してか、GNバスターソードの黄土色部分が写真の中に写っていない。

武器・付属品

  • GNバスターソード
    粒子放出時のスライド展開ギミックがあるが、あまり目立たない。
  • GNハンドガン+接続用ケーブル(リード線)
    スローネアインのGNメガランチャーとの連結が可能。
  • GNビームサーベル(グリップ)×2
    ビーム刃はガンダムヴァーチェなどに付属するものを流用しなければならない。
  • 武器持ち手(左右)

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