HGUC ネモ (ユニコーンVer.)
140 MSA-003 ネモ (ユニコーンver.) 2012年4月19日発売 1575円 (本体1500円)
総合×
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (139 ジュアッグ (ユニコーンVer.)←? → 141 アンクシャ)
総評
Zガンダム初出の量産機ネモがユニコーン登場時の連邦(ダカール配備機)カラーとしてキット化。
2012年発売のキットにしては随所に残念というか当てがはずれたと感じられる面があり、評価は芳しくない。
ゴーグルはクリアグリーン成型で内部メカは頭部前パーツと一体成型。
肩・脚部・バックパックなどはパーツ分けが多く引き締まった造形ではあるが、頭部・胴上部・肩上部・前腕・足首アーマーなど合わせ目は若干多め。ヒジは挟み込み式。
股間下部に別キット付属のスタンドを接続できる穴が開いているが、カバーパーツは付属しない。
腰フロントアーマーは軸の中央を分割することで左右独立可動にすることができる。
プロポーション
設定画などよりメリハリがあり「強そうな」印象だが比較的良好にまとまっている。
腰サイドアーマーのボリュームが足りない・足が短いなどの指摘も見られる。
ディテールなどはユニコーン版の設定に沿って再現がされており、前腕に不自然に途切れてるモールドなども設定画準拠。
またそれらに加え細部でキット独自のモールドが追加されている。
関節 △
ポリキャップ「PC-001A」が使われており、ABSレスでありつつコンパクトにまとまっている。
肩は引き出し式ボールジョイント接続に、ジェスタ同様の肩アーマー側にも上下スイング機構をもった可動部が追加されており、デザイン上の制限をあまり受けずに三重関節を実現している。
腹はポリボールジョイント接続だが、受け側がモナカなためか緩めだという報告が多数。
ヒジやヒザは特徴的な造形を再現してはいるものの、それぞれの曲げ角度は90度程度と2012年時点のキットとしては物足りなく感じられる。
股関節周りはロール軸関節。足首周りはボールジョイントに加え、スネのフレーム上部に1軸関節を設けてある。
合わせ目は多く、可動はイマイチ、挟み込み式の肘関節、と欠点が目に付く。
色分け ×
側頭部、胸部ダクト、シールドの黄色いモールドは別パーツで色分けされている。
しかし他の部分では手首関節、頭部サブカメラ、ジム・ライフルのスコープなどに加え、額やコックピットハッチの赤、バーニア周りのオレンジなどがごっそり抜けており、すべてシール再現となっている。
額やコックピットハッチの赤はシールでは見栄えが悪く、立体的な部分なので張りにくくいかにも剥がれやすそう。せめて別パーツ化してあれば塗装しやすいのだがそれもなし。
HGなのでシールでの色分けに頼るのも仕方がないところはあるのだが、そのシールでの色分けすら手抜きなのが始末に負えない。バーニア周りは劇中や塗装ガイドではオレンジ色だが、付属のシールではZ版の赤に統一されてしまっている。この赤がどぎつく、また目立つ部分なのでイメージを損ねてしまっている。
またHGUCには珍しい試みとして、カメラバイザー内部用のホイルシールが用意されている。
武器・付属品 ⚪
ハンドパーツが非常に豊富。Z版のビームライフルは付属しててもいい気がするが、残念ながら付属しない。そのため◎評価は避けたが、必要なものは揃っている。
- ジム・ライフル
左右モナカ+銃口の3パーツ構成。対応する持ち手は保持しやすいよう軸部分に角度がついている。 - ビームサーベル×2
ビーム刃はクリアピンク成型。グリップは腰部後ろのラックに収納可。 - シールド
伸縮ギミックは差し替え位置を変えることで再現。前腕との接続部が小さく取れやすい。 - 握り手(左右)、平手(左右)、サーベル用持ち手(左右)、ライフル用持ち手(右)
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